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はじめに - Food Tech Business Hubの取り組み
僕が関わらせてもらっている「Food Tech Business Hub」って、食の未来をいろんな視点から考えている人たちが集まる、すごく刺激的な場所なんです。サイトを見ていても、イベントのレポートなんかを読むたびに「こんなアイデアがあるのか!」って、いつも新しい発見があります。
このサイトが目指している「食分野のオープンイノベーションで、新しい事業をどんどん生み出していこう!」っていう方向性、本当に共感しかないんですよね。
そんな中で僕が最近、特に「これだ!」って感じているのが「アップサイクルフード」の世界なんです。
アップサイクルフードとは
アップサイクルフードって、言葉だけ聞くと「フードロス削減」とか「もったいない精神」みたいな、ちょっと真面目なイメージがあるかもしれません。もちろんそれも大事な側面なんですけど、僕がワクワクするのは、むしろそのクリエイティブな部分。
魔法のような変化
今まで「捨てるもの」だと思われていたものが、新しいアイデアや技術と出会うことで、まったく新しい価値を持つ美味しい食べ物に生まれ変わるって、なんだか魔法みたいじゃないですか?
具体例
例えば、ビールを造るときに出る麦芽のかす(ビール粕)が、香ばしいグラノーラになったり、パン生地に練り込まれたり。これって、醸造のプロと食品加工のプロが出会わないと生まれなかったアイデアだと思うんです。
異分野コラボレーションの面白さ
こういう異分野のコラボレーションこそ、Food Tech Business Hubが目指している「共創」の面白さだなって、ひしひしと感じます。
食品メーカーの課題
製造過程で出る廃棄物の処理コスト削減と有効活用
スタートアップの技術
廃棄物を新しい食品素材に変える革新的な加工技術
シェフのアイデア
アップサイクル食材を美味しく魅力的な料理に仕上げる創造力
食品メーカーが持っている「課題(廃棄物)」が、スタートアップの持つ「技術」や、シェフの持つ「アイデア」と掛け合わされる。そんな出会いが、この場所からどんどん生まれていったら最高ですよね。
家庭でできるアップサイクル - ベジブロスの作り方
ちなみに、アップサイクルって家庭でも気軽にできるんですよ。例えば、野菜の皮やヘタをコトコト煮出して作る「ベジブロス」なんて、すごく簡単でおすすめです。
【おうちで簡単!ベジブロスの作り方】
- 野菜くずを集める: 玉ねぎの皮、にんじんのヘタ、きのこの石づきなど、普段捨ててしまう部分をキレイに洗って鍋に入れます。
- 煮込む: 野菜がひたひたに浸かるくらいの水とお好みで料理酒を少し加え、弱火で20〜30分煮込みます。
- 濾す: アクを取りながら煮詰めたら、ザルで濾すだけ。これだけで、いつものスープがびっくりするくらい美味しくなりますよ!
ポイント: ベジブロスは野菜の旨味が凝縮されているので、そのまま味噌汁のベースにしたり、カレーやシチューの隠し味として使うと、料理の味に深みが出ます。冷凍保存も可能なので、まとめて作っておくと便利です。
豊かで発見に満ちた食生活の未来
アップサイクルフードがもっと広がっていけば、環境に優しいだけじゃなくて、僕たちの食生活はもっと豊かで、発見に満ちたものになるんじゃないかなって思うんです。
捨てられるはずだったものが、美味しい一皿に変わる。そんな素敵な未来がすぐそこまで来ている気がして、考えるだけで本当にワクワクが止まらないです。
Food Tech Business Hubのような場所から、こうしたイノベーションが次々と生まれることで、私たちの食卓はより持続可能で、より創造的なものへと進化していくでしょう。
あなたも、家庭で簡単にできるベジブロスから始めてみませんか? 小さな一歩が、大きな食の未来につながっていくはずです。